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かよ (45歳)
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お彼岸入り… 曼珠沙華…
2024-09-19 20:50:41
「待ってたよ」
「ごめん!遅くなって」
「全然、大丈夫だよ。何かあったか?」
「いやー、お花買いに行ってる時に子どもが迷子になっててさ、親子さんを探してたんだよねっー、ほっとけなくて」
そうやって私は笑う。
「変わらないね、昔から。」
「昔から困ってる人を見るとほっとけなくて、ごめんね。」
「全然、来てくれて嬉しいよ。」
「お花ここに置いとくね。」
「ありがとう。可愛いお花。」
「そうそう!これ持ってきたんだ。」
ゴソゴソとバッグに手を入れ取り出す。
「あ!おまんじゅう!!」
「このまんじゅう、好きだったよねっー。ここには置いて帰れないけど食べてねっ!!」
「...今でも好きだよ。」
「絶対食べるおまんじゅうはこれだから!って私に強く言ってたよね!!ははっ〜、懐かしいな...」
「...お父さん」
私はライターの火をつけ何本かの細長い物につけ、お父さんの前に置く。
「今はこれの香りがいいんだよな。」
「幼い頃の昔… ああやって遊びたいな。」
「遊びたいねっ、遊びたいよ。お父さん!また、あの山に登って、虫取ったり秘密基地を作ってくれて遊ぼうよ、私もうぉーーっ、虫怖くなくなったの。だから...」
「でももう、俺、山には行きたくねぇな...」
「なんで❓なんで...お父さん。私、気にしてないよ...」
「お前は...俺のせいで...」
「お父さん...❓』
私はお父さんの肩に手を置く。
「はは...お前は俺に怒ってるだろうな。あの時俺がお前を見てたら...」
「違うよ。お父さんは何も悪くないじゃない。」
「はぁ、独り言ばっかり言ってたらおかしくなりそうだな。お前は、もーーっ、帰りなさい。」
「.........」
「お父さん、また来るよ。お父さんの日に。」
「お前、また...な!!」
「じゃあねっー、お父さん!」
お父さん、…は、砂利の上を歩き遠くへ行ってしまう。石段で下に降りて行き、
やがて姿が見えなくなった。
「お墓でずっと、待ってるよ」
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